こんばんは。東北地方太平洋沖地震から1週間が経ちました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
震災の被害に遭われた方々、そしてそのご家族の方々に、
心よりお見舞い申し上げます。
自分も14歳、中学生の時に阪神淡路大震災がありましたが、
その時の記憶がよみがえってきてしばらく動けませんでした。
今回の地震では我が家でも、ガラス扉の付いた本棚が倒れ砕けて散乱、
スピーカーや機材類も転げ落ちたりと、元々散らかっていた部屋が、
もはや足の踏み場もなくて、どこから手をつけたものか・・・
そして日々、明らかになっていく被害状況、そして大津波の威力。
当たり前の日常が、一瞬で飲み込まれ、瓦礫に変わっていく。
その痛み、悲しみ、絶望感は想像を絶するものがあります。
あまりの惨状に、思わず言葉を失ってしまいましたが・・・
実際に現場におられる方々のお気持ちはもっと計り知れません。
さらにいまだに続く余震や誘発地震、そして原発事故の問題。
現在いくつもの噂、情報も錯綜していますが、自分の立場上、
不確定な情報をここで取り上げるのは好ましくないと判断します。
でも確かなのは、一人一人がしっかりしなきゃいけないって事。
身の危険を顧みず、懸命に救援活動に当たっている方々もいます。
そんな傍らで、まず被災地ありきのはずなのに、ぬくぬくとした街では
我先にと買い占め、買い溜めに走り、ガソリンスタンドにも長蛇の列。
それらが本当に必要とされている場所、方々には届かない。
過剰な買い占めは品薄状態で不安を煽るだけ、連鎖が連鎖を生むだけ。
自分さえよければ。そんな個人主義的な思想にはもううんざりです。
今の自分に出来ることって何だろう。他人のために何が出来るか。
節電でも、節水でも、何でも今出来る事を一つずつ、一つずつ。
いま一度、考えていきたいと思います。
被害に遭われている方々に「頑張って」なんて言葉は
使い古されて聞き飽きてしまっているかもしれません。
だってもう既にみんな、必死で頑張っているんだもの。
精一杯頑張ってるのに、頑張れ頑張れって・・・・・
だから僕は今日は言いません。でもどうか、希望を捨てないで。
一人一人の力は限られているだろうけど、決して無力ではないはず。
一日も早く多くの方々に笑顔が戻り、心に安らぎが訪れる事を、
そして被災地の一日も早い復興を願い、祈っています。
※お知らせ※
本日3月18日(金)に出演予定だった
「全日本アニソングランプリ スペシャルライブ」と、
3月27日に出演予定だった「コ・フェスタ」の
アニソンライヴイベント「NO ANISON NO LIFE」も
この度の東北地方太平洋沖地震の被災状況を受け、
中止が決定となっています。参加申込みをしてくださった方々、
参加を予定してくださっていた方々、本当に申し訳ありません。
【全日本アニソングランプリ オフィシャルHP】
http://www.animax.co.jp/anigp/
【Co Fwsta PAO公式サイト】
http://www.cofestapao.jp/
こんな状況だからこそ皆さんに歌を届けたい、という気持ちもあるのですが、
計画停電での電力供給停止、交通混乱、原発事故の影響、余震や誘発地震等、
安全性の確保も考慮すると残念ながら現状は中止せざるをえないと思います。
でも歌は究極の生モノ。形は見えなくても、電気が使えなくても、生きている。
だからどうか、たとえ今はこちらから歌を届けることが出来ないとしても、
辛い時、悲しい時、寂しい時、もちろん嬉しい時にも、口ずさんでください。
そうすれば、その歌に込められた言霊は心に甦り、伝わり、響くはず。
少しでも皆さんの心の糧になれると信じ、僕もまた必ず歌います。